コラム「木の家が素晴らしい理由は何?~木造住宅・住宅の木質化のすすめ~」
梅雨の雨の合間、晴れてうれしい反面気温が上がり体が疲れたり、気候の変動にストレスを感じる時期ですね。
皆さんのリラックス方法や休養の取り方は何でしょうか?
近年、公共施設(役所・学校・幼稚園・保育園など)や商業施設など木造、木質で仕上げている建物が新築で建てられていることは皆さん感じていることだと思います。有名な建築家の隈研吾さんの国立競技場や両口屋是清東山店、豊田市の鞍ヶ池公園のトレーラーハウス「住箱」も木質を前面に出した建物、ハウスです。
2023年6月の日本建築士会連合会の会報誌「建築士」に医療施設の木造化・木質化が特集されていました。
木の家や木質な空間にいることにより、リラックス効果があることは皆さん何となくお分かりの事と思います。今回の医療施設の特集では木の家の治癒力、木の家の快適性やまるで家にいるかのように感じれることが癒しになると掲載されています。
以下会報誌の中の「変わるものと変わらないもの」から要約
・職人のこと
ここで紹介されている産院での特徴は現在ではプレカット(部材を機械にてオートメーションで切り出し、加工すること)での加工が圧倒的に多いけれど、手刻みの職人技を魅せる場を作り伝統を漸進させていくことに木造の未来がある。
・経年美化
木材はメンテナンスが必要である。良く化粧で使われる杉やレッドパイン(松)は傷が付きやすい。しかし表面に硬質化する保護塗料(オイルステイン)を塗ると硬化し木材特有の柔らかさは失われてしまう。そこで浸透性のオイル塗装(自然塗料)のみを塗装している。
自然塗料…水は弾き、木が呼吸できる状態を作ります。木部は時が経つにつれてあめ色(つやのある茶色)に変色します。塗料を塗ると木部の良さを残したままあめ色に変化していきます。
・可変性・順応性
木はメンテナンスが必ず必要である。しかし可変性を兼ね備え、利便性を向上させるための改良や増築ができる。それにより建築の用途の変化に順応に対応できるのが利点である。この医療施設の院長先生いわく木造のこの医院は「一緒に成長する感覚」であるそう。
豊田市O様邸 大工さんの造った造作家具(引出し収納付きベンチ)
もちろん、木育という言葉あるように子供の成長にも素晴らしいことは皆さんご存じだと思います。積み木やおままごとセットなど木のおもちゃは色々な場所(小児科や出産のプレゼントなど)で目にしますね。
子供を育てる環境として、住む家の環境や家庭のコミュニケーションが子育てにとって重要です。五感を育てる家とは、素足で無垢の木の床を歩いたり、転がったり、木のさわやかな香りを感じ、有機材である木を目にすることを日常にできる「木の家」です。自然素材を使った五感を刺激できるこの「木の家」を実際に見学してみて下さい。ビニールやプラスチックなどを使った人工の新建材とは違い、メンテナンスは木を削ったりオイルを塗ったりと張替えを必要とすることがないため、リフォーム費用が安価で済むことが大きな利点でもあります。現在、高気密、高断熱調湿作用にの家が主流になってきていますが、優れた木をたくさん使ったこの家はアレルギーを持っている方、子供のアレルギーが気になる方には是非触れて、感じていただきたいです。
価格について 建物本体価格 坪78万円~(税別)
雨楽な家 北名古屋市にある築10年ほどのモデルハウスを見学できます。定休日である水曜日以外は営業しております。
漆喰と大きな玄関土間、素敵なあめ色になった床や梁・柱、開放的な間取りなど見どころいっぱいのモデルハウスです。見学希望の方は一度ご連絡ください。こちらで予約をお取りします。その他お聞きしたいことがありましたら下記問い合わせよりどうぞ。
自社インスタグラムにて多数施工例や建築現場の様子も載せています。
都築建設の施工例(新築工事・リフォーム工事)はこちらからご覧ください。