住宅火災の予防策は何か?木の家工務店が教える火災警報器の重要性と耐用年数
12月に入り連日火災のニュースを目にします。乾燥や強風により飛び火した大分県での大火災や群馬県妙義山での山火事もここ最近の大きな火災でした。また能登半島地震のように地震により火災が発生する場合もあります。では、住宅火災の予防策はどのような事があるでしょうか。

政府広報オンラインによる 住宅火災からいのちを守る10のポイント
住宅火災から身を守る 4つの習慣
- 寝たばこは絶対にしない、させない。
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
- こんろを使うときは火のそばを離れない。
- コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
住宅火災から身を守る 6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使いかたを確認しておく
- 高齢者や身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
- 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
住宅建築に携わる工務店として皆さんにお伝えしたいのは住宅用火災警報器の重要性です。住宅用火災警報器の設置は、新築工事では2006年6月以降義務化され建築確認申請時に設置場所・種類などを記載し、検査を受けなければいけませn。また既存住宅でも2011年より全住宅で義務化となっています。

住宅用火災報知器の設置が大切な命や財産を守ります
火災における死亡原因の約半数が「逃げ遅れ」です。住宅用火災警報器を設置すれば、火種の早期発見により、火災による被害を最小限にできると考えます。住宅用火災警報器には、煙式や熱式、グループ登録によりワイヤレス(無線)で連動するタイプなど、様々な種類や価格帯の商品があります。大切な命や財産を守るため、消防法や条例の設置基準に基づいて住宅用火災警報器を設置しましょう。
種類:火災を煙で感知する「煙式」、熱の温度変化で感知する「熱式」といったように、火災の早期発見につながる住宅のさまざまな場所にマッチした火災警報器があります。台所など煙が出たり、湯気の多い場所は熱式が適しています。
設置場所:寝室や階段、台所、居間などが対象で、各市町村の火災予防条例によって設置基準は異なります

火災報知器はすべての住宅に設置されることになっていますが、設置の有無についての報告義務や設置していない場合の罰則もありません。そのため、総務省消防庁の住宅用火災警報器の設置状況等の調査結果では、2023年6月時点、一般住宅(戸建て、アパート、マンション)での設置率は84.3%です。

*今のお住まいには火災警報器は設置されていますか?まだ設置していないお宅はどうぞ下記からご相談ください。
住宅用火災警報器の取替目安は10年ですが…
火災警報器の耐用年数は10年です。お客様のお宅では、10年たたずにほこりを感知してしまい誤報で警報音が鳴ってしまったという事例がありました。また10年以内ですが電池が切れて警告音がなるケースもよくあります。電池交換もできますが、あまりお勧めはしていません。どうしてもゴミやほこりが付き、警報機の性能が落ちてしまいます。ですので警告音が鳴った場合は10年経たずとも本体の交換をおすすめします。また住宅内一カ所の警報機が電池切れで警告音がなってしまったら、一軒、家中の火災警報器の交換を推奨しています。
大切な我が家を守るためにもう一度火災警報器の取付年を確認し、もしもの時に備えましょう。階段上部など取付位置が高所の場合があります。取替のご相談もお待ちしています。
豊田市サイト消防本部防災課「住宅用火災警報器はあなたの命を守ります」に日常の手入れなどの記事がありますので、合わせてお読みください。
*都築建設では現在お住まいの住宅を調査しお客様にとって最善の策はどんな事なのかご提案いたします。また、お家づくりに対する思いや現在のお悩み、困り事もお話しください。また、月に一度相談会を開催していますのでご予約お待ちしています。
【リノベーション実例】ガレージと仲間が集まる家
【ブログ】「新築?中古購入?リノベーション?メリットとデメリット」
【ブログ】「この中古住宅はリノベーションができる?中古物件購入のポイント」
自社インスタグラムにて多数施工例や建築現場の様子も載せています。
都築建設の施工例(新築工事・リフォーム工事)はこちらからご覧ください。








