現場あるある言いたい~♪
うちの現場に必ず目にするものなんだけど、お施主様にすると『?』となるものを紹介します。
写真は、無垢の床板を張り終えたところに、柱と柱の間に巾木(壁の下部・床と壁の境目に取り付ける部材)をつけているところです。
手元には、霧吹き。中身は水。
以前の現場で、お施主様が現場にみえた時に、『大工さんが部材をはめる前に霧吹きまで使って、綺麗にしてくれて・・・。』とても喜んでくれました。
しかし、掃除をしているわけではないのです。体を冷やす為でもなく、水分補給、保湿・・・。
答えは、『木殺し』です。
大工さん・建具屋さん・家具職人さんなど、無垢の木を触る職人さんは、普通に使う木工技術の一種です。
木をはめ込んだり、差し込んだりする際に、叩くことで圧縮させてはめやすく・差しやすくする。
叩いた部分に水を含ませることにより、木の復元力を利用して圧縮した部分を再度膨らませる。
がたつき や 隙間もなく、接合部の強度も増す技法です。
とても、すごい事のように思えますが、
すごいのは、木の力です。
以前、違った形で紹介させてもらった記事も覗いてみて下さい!
問題編と種明かし編
こども園 パパママ先生
木殺し 種明かし編