豊田市木の家工務店 店舗(薬局)新築工事2 着工~ in岡崎市南部
現在、岡崎市南部にて『オリーブ薬局岡崎店』の新店舗の建築中です。
建築確認申請の届出を行い、無事地鎮祭を執り行う事ができました。天気も良くまだまだ暑い日の中、薬局の方々と都築建設が参列し宮司さんに祝詞を挙げていただきました。
その後基礎工事が始まりました。
基礎工事について少し説明します。べた基礎の様子です。
【基礎工事の一般的な施工手順】
- 地縄張り・遣り方工事
- 掘削工事
- 砕石敷き
- 捨てコンクリートの打設工事
- 鉄筋や型枠工事
- コンクリートの打設工事
- レベラー、型枠ばらし、仕上げ
1.地縄張り・遣り方工事
地縄張りとは、敷地内に縄やビニール紐などを張り、実際に建築する建物の位置を出すために行います。
遣り方とは、地縄張りの外側に木の杭や板をなどを張り巡らせて、建物の正確な位置や基礎の高さ、水平などをわかるようにする仮設工事のことを言います。
後々、基礎のコンクリートなど動かない物へ目印(基準墨)をつけ終えると、杭や板は撤去されます。
2. 掘削工事
基礎を造るために土地を掘り起こす工事で、根切りとも呼ばれます。
基礎を敷設する箇所を、基礎の底となる地盤までパワーショベルを使い土を掘ります。
狭小地などでは排水工事と同時に施工することもあります。
3.砕石敷き
建物の基礎を配置する箇所に細かく砕かれた石(砕石)を敷き詰め、ランマーという機械を用いて地盤を固める工事です。
固めることにより地盤を強化し、建物の沈下を防止するための作業です。また、砕石の上に防湿シートを引いて地面からの湿気を防ぎます。
4.捨てコンクリートの打設工事
捨てコンクリートは、実際に建物を建てる位置を正確に出すためと型枠を強固に止めるために施工するもので、工事を進めやすくするためにとても大切な作業です。補強のものではなく、強度は求められていません。捨てコンクリートが乾いたら、基準となる墨を印して正確な施工に役立てます。
5. 鉄筋や型枠工事
捨てコンクリートに記した基準墨をもとにコンクリートを流し固めるための型枠を組みます。型枠は鉄製のものを使用します。
基礎のコンクリートを強固に形成するため、コンクリート中に鉄筋(鉄の棒)を格子状に設置されるように配筋工事を行います。配筋は基礎の寿命や強度に大きく影響するのため、鉄筋の太さや配置などが建築基準法で細かく定められています。そのため、配筋が完了した時点で検査が行われ、写真にて管理をしていきます。
6. コンクリートの打設工事
型枠の中にコンクリートを流し込むことを「コンクリート打設」と呼びます。まずは基礎のベースとなる型枠にコンクリート打設をします。そのベースが乾燥したら、基礎内部の立上りの型枠の組付けと、建物と基礎をつなぐ金属製の部材(アンカーボルト)を設置します。ボルトの位置等の確認が行われたら、立上り部分を打設します。コンクリートを流し込んだ後は振動を発するバイブレーターという機械を用い、コンクリートの中の空気を抜きながら敷き詰めます。空洞が多いほどコンクリートの強度が低下してしまうので、とても大事な作業です。
コンクリートはおおよそ3~7日ほどでコンクリート強度が出る硬さまで乾きます。この期間を養生期間といいます。
7.レベラー、型枠ばらし、仕上げ
養生期間を終えたら型枠を外します。立上がりコンクリートの上が水平になるようにレベラーというモルタルを流し込みます。それが乾いたら型枠を取外します。
その後、コンクリートにひび割れなど初期の不良が発生していないか、仕上がりの状態を確認します。その際、アンカーボルトがコンクリート打設で、ずれたり曲がったりしていないかなども重要なチェックポイントです。基礎完成。
このように基礎工事が進み、次はべた基礎内の給排水の配管や電気配線、大工工事の土台敷き、床合板敷きへと進めていきます。
今後の様子は随時ホームページブログやインスタグラムにてアップいたしますのでお楽しみに。
前回ブログ「豊田市木の家工務店 店舗(薬局)新築工事 進捗の様子 in岡崎市南部」
施工例 岡崎市注文住宅「スキップフロアのある木の家」
地鎮祭の様子↓
進捗の様子1↓
インスタグラムやフェイスブックにて今後の工事の様子をストーリーなどで公開していきます。お楽しみに。
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