コラム 家づくりに失敗しないために「省エネ性能に関する説明義務制度」2
とうとう一都三県では「緊急事態宣言」が出てしまいました。年末からの感染者数の増加曲線をみると、どこまで上がってしまうのか不安は尽きません。関東だけではなく愛知県でも400人を超えここ三河地方でも豊田市、岡崎市、西尾市では二桁の感染者が出ています。愛知県でも「緊急事態宣言」が出そうです。再び気持ちを引き締め、手洗い、うがい、マスクを徹底して行い、早く安心して友人たちと食事や飲み会ができるようになりたいです。
前回のコラムにて住宅の省エネ性能に関する説明義務制度が令和3年4月から始まるお話をしました。
概要について説明いたしましたが、今回は説明義務制度の流れについてお話しします。
1,設計士から住宅の省エネについて情報提供
住宅の省エネとは何か、省エネ住宅のメリットや省エネ基準を満たす住宅にした場合の建築費用・設計費用
(省エネ計算にも別途費用がかかります)や計算に要する期間
2,設計士から建築主に省エネ基準に適合した住宅を建てたいか意思確認
3,建築主は省エネへの適合を希望もしくわ建築士からの評価及び説明を希望しないか意思表明
(希望しない場合、建築主は書面によりその意思を表明する必要があります)
4,建築士が基本設計・実施設計にて省エネ計算の結果適合しているか、していないか評価
適合していなかった場合は建築士はどうすれば省エネ基準を満たすことができるかを説明します
(建築主 説明書類の受領、建築士 説明書類の写しを保存)
大分大雑把に説明いたしましたが、この他にさらに高性能な省エネ住宅であるZEH住宅(ゼッチ)やLCCM住宅住宅などがあります。
ZEH住宅とは住まいのエネルギー収支をゼロにする住宅です。高断熱・高気密で省エネし、高効率な設備(エアコンやIH器具、給湯器など)でエネルギーを抑え、太陽光発電システムなどでエネルギーを作り、これらのエネルギー収支をゼロ以下にした住宅の事です。ZEH住宅に関して以前のコラムに詳しく載せています。こちらをどうぞ。
LCCM住宅とはライフサイクルカーボンマイナス住宅の頭文字です。建築時、運用時、廃棄時においても二酸化炭素の排出量を減少させ、さらに太陽光発電などのを利用してエネルギーの創出により住宅のライフサイクルを通じて二酸化炭素の収支をマイナスにした住宅です。
参照:国土交通省「ご注文は省エネ住宅ですか?」
まとめ
この説明義務制度により、更にはっきりと今までの住宅と高断熱・高気密の省エネ住宅の二分化していくこととなると思います。そのことにより住宅の性能、価格にも大きな差が出てくることでしょう。現在大手ハウスメーカーや中小の工務店でも省エネ住宅が段々と主流になってきました。このことにより住宅の坪単価は上がり、年々土地面積や施工床面積が小さくなっている傾向です。土地を探し、建築会社を探し、家の間取りを考え、予算組をしてという手順を考えるとどうしても予算オーバーしてしまします。土地探しをしなが予算組(手持ち+借入)も一緒に考えていかないと希望のマイホームを手に入れるのは難しいのではと思います。ましてや人気で土地(地価)の高い豊田市南部、岡崎市北部、安城市北部は予算組が重要です。
都築建設では土地探しからお手伝いし、理想のマイホーム実現のためご協力させていただきます。わからないことがありましたら、何なりとお問合せ下さい。
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