コラム　「家を建てるタイミングっていつ？建て時は？コロナや世界情勢の関係は？」

２０２２年も早４か月が経とうとしています。ここ豊田市でも新緑の山々やご近所のガーデニングなどカラフルさに、外を歩くことが楽しみな季節となりました。さて、コロナが日本にやってきて早２年が過ぎ、ウクライナへのロシア進行により日本経済も予想できない厳しい時となって来ています。そんな中でも私たちの日常は流れています。現在家を建てようか、もう少し先にしようか悩んでいる方もたくさんいらっしゃると思います。

そこでこの状況下で『家を建てるタイミングっていつ？建て時は？』夢のマイホームを手に入れる時期を考えてみたいと思います。

マイホームを建築するタイミングについて、ここでは「住宅ローン返済」「ライフイベント」「建築資材の価格・調達」の3点から、住宅建築に影響を与えるポイントを見ていきましょう。

◆住宅ローンの返済

マイホーム取得費用を現金でいう方はかなり少数ですので、ここでは住宅ローンについて考えます。お施主様の年代が30代に集中しているのは、住宅ローンの完済時年齢が影響を与えていると考えられます。一般的な住宅ローンでは、返済期間の最長が35年となっており、30歳であればちょうど退職するタイミングでローン完済となります。預金を貯めてからと考えている方もいらっしゃいますが、お子様が進学するたびに大きな出費が伴いますので、ローン金利が低いうちは早めに準備をした方がいいでしょう。

それに加え40代後半になると、最長でローンを組んだ場合には退職後の返済が苦しくなってしまうケースが少なくありません。そのため、長期ローンを前提とすると、30代のうちに組んだほうがいいと考えられるのです。ただ、40代、50代まで貯蓄を続ければ、その分だけ住宅ローン借入額を圧縮できるため、返済期間を長く取る必要もなくなります。どちらを選択するかは、家庭の事情や個人の価値観によって大きく異なる部分です。

また、住宅ローンで大事な利率は変動金利いおいては横ばいですが、フラット35などの固定金利の利率は上昇しています。

◆ライフイベント

ライフイベントのうち、マイホームの取得を特に意識するのは出産です。世帯人数が増え、それまでの賃貸物件が手狭に感じられることもあるため、一戸建てでのびのび生活したいと考えることは必然です。出産前の住宅取得の利点は子供用品などの荷物が少なく、引っ越しが容易だと思われます。お子さんが3，4歳ごろになると壁や床などを汚したり傷づけたりすることも減ってくることでしょう。そして住宅ローンでも述べた通りお子様が中学、高校、大学等へ進学するタイミングでは大きくなるのに伴い出費も多くなりますので、出産前やお子様が小さいうちにマイホーム計画を進めた方がいいでしょう。

また、住宅の次に大きな資産となる自動車の取得（購入）も大きな出費となります。ご夫婦の自動車の買替え時期も頭に入れておいた方が賢明です。

◆建築資材の価格・調達

新型コロナのまん延に伴い、資材の調達が困難な状況は続いています。が、その資材が変化してきています。当初はトイレのウォシュレットや電子機器の基盤などが手に入らなかったのですが、一時期回復し、現在も上海のロックダウンにより給湯器・照明器具などの調達が難しい状況です。

また木材の価格も高騰を続けていますが、部材によっては高止まりしました。合板（ベニヤ）に至ってはロシアの経済制裁により今後７月頃からロシア産が入ってこないだろうとの見解です。材木屋さんとの話では品薄製品が再度出てきたので早めの発注をとのことでした。また鉄鋼などの値上がりにより基礎に入れる鉄筋、サッシ類、鋼板や内装材のクロスなども値上げしています。

大手建材メーカーの値上げ率は１０～３０パーセントといわれています。

ちなみにこの先価格が下落するなどの状況が良くなる情報は入っていないため、価格や工期を短く効率よく建築できることは難しいように思われます。

◆まとめ◆

マイホームを建てるタイミングを以上の事柄から考えると早めに動いた方がいいという事です。

土地探しからマイホーム建築を考えている場合は時間もかかります。土地探しはまさしくタイミングがとても重要です。ご自身でもインターネットで検索したり、不動産会社や工務店、ハウスメーカーにもご希望物件の詳細をお伝えして探してもらうといいですね。また住宅ローンの固定金利が上昇していることや建築資材の価格も上昇し、調達困難な機器類もあるため近々マイホームを手に入れたいと考えているならば早々に動き始めた方がいいと思います。

また、住宅取得の支援や給付金として「すまい給付金」「地域型住宅グリーン化事業」「こどもみらい住宅支援事業」などがあります。期間が短いものもありますので、詳細を調べることをおすすめします。ご連絡いただければ説明いたします。

豊田市木の家工務店「都築建設」では月に一度おうち相談会を開催しています。新築住宅を建てたいが分からないことが分からない方でも、リフォームやリノベーションのご相談も承ります。新着情報をご覧ください。

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