増加する空き家について~西三河北部 豊田市・岡崎市において~
豊田市(地域振興部地域支援課)において、現在空き家情報バンクというものがあります。登録することにより豊田市市役所公式サイトにて空き家情報が掲載され、一般の方が見ることができます。しかし豊田市の場合、山村地域等(旭・足助・稲武・小原・下山地区の全域及び石野・猿投台・高橋・藤岡・松平地区の一部)に限って行っていることで、豊田市の市街地域ではこのような空き家情報バンクはありません。多くの空き家は中古住宅として不動産会社を通して売買されています。このように「売買」という土俵にある空き家は今後、放置されることなく新しい持ち主により解体されたり、リフォーム・リノベーションされ活用される確率が高いことでしょう。
しかし、売買対象から外れた空き家や、人が住まなくなってしまってから時間が経過してしまい管理されていない空き家はどうしても老朽が進んでしまいます。
岡崎市役所公式サイトにおきまして
「空き家管理の責任者には管理責任があります。 困った空き家になる前にしっかりと対策を!適切な管理を怠り、地域住民や通行人等に損害を与えた場合には賠償責任を問われる場合がありますので、適切に管理を行ってください。」
とあります。居住している住居に比べ、空き家の方がはるかに「腐朽・ 破損」した住宅が多いことは明白です。このようなご近所に迷惑をかけてしまう空き家にする前に大事なことがあります。
適切な管理のポイント
1.定期的にお手入れをしましょう…空き家の劣化により周辺に迷惑をかけないために、空き家を定期的に確認してメンテナンスを行い、空き家になる前の状態を維持しましょう。
2.権利関係を明確にしましょう…相続した際は法務局で速やかに土地・建物の所有権登記を変更して、後々の権利関係によるトラブルを防ぎましょう。
3.周辺の方に連絡先を伝えておきましょう…問題が起きた場合、早めの対応ができるように、地域の方、近隣の方などに連絡先を伝え、すぐに連絡をもらえるようにしておきましょう。
4.判断能力が低下したときに備えましょう…認知症などで判断能力が低下したときに備えて、任意後見制度、民事信託制度の活用を検討しておきましょう。
岡崎市市役所公式サイト (住宅課空き家対策係)
とありました。2.のように相続した当初はいいのですが、所有者ご本人の意図により賃貸、売買などができるのですが、次または次の相続となってしまったときにはたくさんの方の同意を得なくてはなりません。また4.の通り所有者が元気な現在のうちに将来(未来)のことを心配して、相続や後継人のことを考えるのはなかなか難しいように思えます。せめてご家族の間でその後のことを話し合う場を設け、今後の住宅のことを真剣に考えてみてください。
そして、私共がお力になれることは 1.定期的なお手入れ です。空き家管理サービスを使うことによって、ご近所の方のパイプ役となり、心配事も現地にて実際に見ること(調査)によって解決できることも多々あるでしょう。何より、通風、通水することにより空き家自体の老朽化を防ぐことができます。空き家管理サービスについて詳しくお知りになりたい方は、当サイト内【資産管理・活用】をご覧になり、ぺージ下部のお問合せフォームよりご連絡下さい。ご質問等ありましたら、お気軽にお問合せ下さい。