住宅を新築・リフォームする方に『省エネ住宅と健康』の関係

省エネルギー住宅

住宅を新築・リフォームする方に『省エネ住宅と健康』の関係

令和3年4月より住宅を新築する場合に建築士から建て主に対して省エネ性能を説明することが義務付けられます。建築士、建築会社からの説明を参考にして賢く省エネルギーな住まいを検討しましょう。

省エネルギー住宅とは?

熱は壁、床、天井、そして窓から逃げてしまいます。これらの断熱性が高いと暖房や冷房に使うエネルギーを減らすことができ経済的で、部屋の隅々まで適温になります。またリビングだけでなく廊下や脱衣所など、他の部屋との温度差も少ないので、どこにいっても快適でヒートショック(部屋間の温度差により血管が縮み、血圧が上がること。心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。)の防止にもつながり、健康にもよいのです。省エネルギー住宅とは①快適さ②経済的③健康的④耐久性を備えた住宅のことを言います。

省エネルギー住宅 暖かく気持ちいい床

さて、家庭のエネルギー消費において約30%を占めているのが暖冷房です。省エネ性能の高い住宅とは、この暖冷房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。冬においては、室内の温かい空気が逃げないこと、夏においては、室外からの熱が室内に侵入しないことで、少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごすことができるようになります。そのために重要なのが、冬に熱を逃がさない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。省エネルギー住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではありません。「断熱」と「日射遮蔽」により、冬は「部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均一の家」「北側の風呂もトイレも寒くなく、結露もしない家」、夏は「室外からの熱気が入らずに涼しい家」「小型のエアコンでも良く効き、朝・夕は風通しの良い家」が実現できます。つまり、「省エネルギー住宅」=「快適な住宅」であるといえます。省エネルギー住宅を実現するためには、断熱、日射遮蔽、気密の3つが対策の柱となります。

 

健康住宅、クローバーと住宅

 

省エネルギー住宅と健康の関係

寒冷→血圧上昇  動脈硬化や高血圧の原因に

温暖→血圧低下

低断熱の住宅ほど居間から脱衣所やトイレへといった移動や入浴時に生じる温度差が大きくなるので、ヒートショックを引き起こす危険性が高まります。すなわち温度差の小さな省エネルギー住宅にすることによりそのリスクが減ることになります。そして住宅環境を整えることは生活習慣病予防に繋がります。

木の家工務店都築建設の豊田市永覚新町S様断熱リフォーム

省エネリフォームを実施した居住者の健康への影響を調査した結果

・断熱性を改善の結果(冬季の起床時室温10℃から20℃へ) 最高血圧が平均3.5mmHg低下

・健康診断の結果(居間が18℃未満と18℃以上で比較) 総コレステロール2.6倍 心電図異常所見1.9倍

・通院人数から考察(床付近温度15℃未満と15℃以上で比較) 高血圧1.5倍 糖尿病1.6倍

下記チラシに詳しいグラフが載っています。是非ご覧ください。

https://mail.omc9.com/l/022Ojg/oDkzBN6v/(日本サステナブル建築協会 協力 国土交通省・厚生労働省)

 

以上の点からわかるように省エネ住宅と健康はとても深い関係があります。何度も言いますが省エネ住宅は日々の電気代などランニングコストを低下させ、とても経済的なのは言うまでもありません。しかしどこまで断熱性能を追求して高めていくのか、その断熱性能を実現するために初期投資となる断熱材、サッシや大工手間などの金額はどのくらい増額になるのかをきちんと見極めて建築会社、工務店と話をしていくことが大事になります。快適な住まいを造るためにあなたならどこにどれくらいの予算を掛けるのかを考えましょう。

 

<参照・引用>

環境省 省エネ住宅を学ぼう、経済産業省資源エネルギー庁、健康・省エネシンポジウムin経団連(平成25年5月9日)山口県立大学学長・理事長 江 里 健 輔様、日本サステナブル建築協会