最重要! 新築住宅の概算資金計画
新しく家を建てる、家を買うといっても
・土地を買って注文住宅(規格住宅)を建てる
・土地を親族等に借りて注文住宅(規格住宅)を建てる
・建売住宅を買う(土地はもちろん込み)
・マンションを買う など色々考えられます。
しかし上記のどれをとっても予算があってのことですから、この予算組みがとても重要になるのは言うまでもありません。
1.自らの新築住宅に掛けれる予算は?
通常、こんなお家に住みたい、建てたいと思ってハウスメーカーや工務店などに行くと「ご予算はいくらぐらいでお考えですか?」「銀行へは行かれましたか?」などと聞かれることでしょう。しかしざっくりこのぐらいの金額でと思っていても、預貯金がなかったり住宅ローンが組む事が出来なければ、希望を叶えることは難しいですよね。(援助して下さる方がいればうれしいことなんですが)
まずはご自身が預金額の確認といくらローンを組めるのか確かめることが大切です。その中で別で取っておく予算と住宅取得に掛ける予算とに分けます。今までのお客様の傾向としまして、預貯金はほとんど使わず住宅ローンを土地・住宅取得とその諸費用に使うことが多いようです。また、住宅ローンの場合、銀行では源泉徴収票を元に借入限度額を算出してくれます。その結果、ご家族と共同名義にするのか考えましょう。
住宅ローンの利率は銀行により差があります。また条件(給料振込や公共料金の引落とし、新築住宅が長期優良住宅であるかなど)を満たすことにより利率が下がるため、直接銀行のローン窓口などに問い合わせた方がより正確な情報をわかると思います。
2.資金計画の内訳は?
さて、ここからは注文住宅を土地から購入する場合を考えていきたいと思います。
土地購入 ・土地代・仲介手数料(建築条件付きの場合はない場合があります)・登記費用
建物本体工事 メーカーや工務店でいう坪単価と言われる部分ですが税抜きの場合が多いので要注意です
付帯工事費用 ・照明器具・カーテン工事・空調工事・外構工事・地盤調査改良・屋外給排水工事・通信工事など
建物諸費用 ・表示、保存登記・ローン関係費・火災保険料・家財道具購入費・家電製品購入費・引越し費・交際費
このほかにも土地の状況により造成工事(擁壁や土砂の鋤取りなど)や公道から給水取出し工事や新規給水負担金などが必要になってきます。
上記1の金額内に2の費用が収まれば大丈夫ということになりますが、付帯工事と諸費用部分が予想以上だとお客様は思うそうです。土地購入金額を別にした建築工事の約15%~20%が付帯工事と諸費用部分にになるといわれています。20%で考えますと、
例1)建築工事 2500万円の場合 建築本体工事 2000万円 付帯工事・諸費用 500万円
例2)建築工事 3000万円の場合 建築本体工事 2400万円 付帯工事・諸費用 600万円
その他工事を進めていく上で増加工事が出る可能性もあるので100万ほど余裕を見ておくことをお勧めします。
そして忘れてはいけないのが消費税です。10%はあなどれません。2000万ならば200万。予算の中でも税抜きなのか税込みなのかきちんと区別しておきましょう。
一生に一度であろう大きな買い物となる住宅の資金計画をきちんと立てることが悔いのない、失敗しない家づくりの一歩だと思います。そしてその後のお住まいの快適性や気持ちよさにもつながることだと思います。