メダカを機会に防犯を考える 田舎ならでは 豊田市桝塚西町
GWを境に天気も不安定となり、上着を着たり脱いだりと忙しい日が続きますね。
我が家では、メダカの産卵・孵化が第1次のピーク時を迎えています。
元々、ご近所さん宅で娘が『メダカすくい』をさせてもらったのを飼育・繁殖して、メダカ歴3年目になります。
町内には同じようなメダカ仲間が大勢います。
毎週、子ども会活動や町内活動にていろいろな方と顔を合わせるのですが、その時に『メダカ泥棒』の話が出ました。
私の家も、メダカの飼育は屋外飼育です。庭に発泡スチロールを並べて飼育しています。
ご近所さん達も同じような感じで、トロ船(プラスチックの容器)や睡蓮鉢などを屋外に置いて飼育している方がほとんどです。
残念なことに、結構な確率で皆さんが被害に遭っていました。
幸い、我が家では飼い犬のスペース横がメダカスペースになっているので、被害に遭わずにすんだかもしれません。
何十匹といるメダカの中で、数匹であれば気が付くこともありません。
ポツポツと数が減っていくのであれば、原因はいろいろ考えられます。
今朝、ヤゴを捕獲しました。トンボの幼虫です。肉食性のヤゴは、メダカの天敵ともいえます。
ヤゴだけでなく、カエルや鳥・猫などもメダカを減らす原因にもなるかと思います。
しかし、一晩で「大量に減る」、「特定の色のメダカが減る」、「水草などが除けてある」など、人の仕業しか考えれない状況です。
不届き千万。愛情込めて育てているのにね・・・。
家の廻りは、町内でも昔からのお家が多い地域になります。
ご近所さんも、昔は農家だったり、今でも兼業農家であったり、敷地も広く、庭に畑があるお宅も多々あります。
敷地に入ってから、玄関まで庭を通っていくお宅も多く、庭のある南面でメダカを飼っていることがほとんどです。
敷地に入るにもオープンで、入ってしまえば倉庫や庭木で死角の多い家が目立ちます。
前の道を通る人はご近所さんか郵便・宅配便の方ぐらいというところでも、夜になってしまえば逆に他から目につきません。
夜にコソコソと活動するには、最適な場所やお宅がたくさんあるように思います。
塀で囲って門扉を付けて、防犯灯を設置したりと、防犯上有効な手立てはたくさんあります。
しかし、道行く人と庭や畑で作業する住民が挨拶を交わしたり、井戸端会議を始めたりという田舎ならではの町付き合いも残したいですよね。
散歩をすると「あそこのおばあちゃん、まだまだ元気だね」、「あそこの子は自転車の練習をしていたよ」などと、町の人の顔が見える環境はとても良いことだと考えます。
ボランティアで防犯パトロールなどをして下さっている方や、町も防犯灯の設置、防犯ハザードマップのようなものの作成など、様々な活動をして下さっています。
そのような活動が、一部の方から大勢の方に広がれば、今まで通りでも防犯に強い地域になれるのではないでしょうか。
私たちも住宅の計画・改修時において、地域の環境・立地を見極めるのには苦労します。
着手前には現場周辺を歩いて回ります。近隣挨拶時には、いろいろな事を聞いてみます。
いつも思うのは、ご近所さんの重要性です。
いい住人だからこそ、良い隣人。
よい住民がいるからこそ、良い地域。
メダカ泥棒のいない桝塚西町にしたいですね。
追伸
今年度から桝塚西町の中年が集まって、自主防災について考える会を発足しました。
防災・防犯といろいろ考える場を設け、いざとなったら結束できるマンパワーとして活動していこうと考えています。