家づくりのイメージ作り~インテリアスタイル探し~
最近の家づくり(新築住宅、リフォーム、リノベーション、マンションも含みます)において、たくさんのスタイル(インテリアトレンド)があります。またその中でも注文住宅では、個々の部屋においてこだわりややりたいこと、かっこいい、オシャレは千差万別で金額の制限がなければ色々な事がやることができます。自分はどんなスタイルにしたいのかで床、壁、建具、照明なども変わっていきます。自分や家族にとって、一番合っているスタイルや好きなスタイル、あこがれているスタイルはどういうものなのかわかっていると、ハウスメーカーや工務店選びの時にとても役に立ちます。
以下では最近の三河地区における家づくりでのインテリアトレンド種類をご紹介します。あなたのお気に入りがどこに分類されるのか、是非考えてみてください。
1.ナチュラルスタイル
自然素材をふんだんに使い、素材のぬくもりを感じることができるシンプルで落ち着いた雰囲気のスタイル。比較的どんな小物やカーテンなどを合わせても相性がよいです。べーシックなスタイルで飽きがこず、どんな人にも好印象を与えます。色は白系に加えベージュ、山吹色、茶色などのアースカラーもよく使われます。何より緑が映える部屋なので観葉植物や花などを楽しむことができます。
2.北欧スタイル
フィンランドやスウェーデンといった北欧由来のデザインで、冬が長いため日照時間が短い環境の中で室内で快適で豊かに過ごせることがもともと考えられていました。肌触りの良い素材であったり、自然な曲線のある形態、さらに色のベースとして白や淡いトーンと天然木色が多用されます。その中にビビット色の小物や北欧デザインの家具をアクセントにすることでオシャレ感がさらに増します。デザイン性が日本人にも合っているせいもあり、日本でも人気の高いインテリアスタイルとなっています。
3.ブルックリンスタイル
ニューヨークのブルックリン地区の古びたアパートメントがモチーフで、レンガを張り付けた壁やアイアン小物、アイアンフレームの棚などのように古材や錆びた金属をインテリアに取り込んだものが多いです。男性で好む方が多く、ここ最近の人気スタイルとなっています。照明も露出や金属でできた笠が付いている物が多です。シックな家具もよく似合うスタイルです。
4.インダストリアルスタイル
機能重視の工業用アイテムで素材感をスタイリッシュに魅せるスタイルです。工場や倉庫のような無機質な雰囲気でシャープなコーディネイトです。モルタル調のクロスを用いたり、マンションなどではスケルトン天井に配線など露出にし、インテリアはスチール家具やリユースの物を用います。
5.アウトドアスタイル
近年増えているアウトドアのブーム。まさに趣味を間取りや内装に取り入れて家にいても自然を感じたり、家族や仲間とアウトドアをして過ごす空間をと考えています。広いウッドデッキや玄関をキャンプ用品や釣り道具、自転車の手入れができるようにモルタルやタイル敷の土間を設けます。アウトドアに使う用具も多いので収納も棚を設けたり工夫が必要です。また薪ストーブを設ける場合もあります。
6.西海岸スタイル
アメリカ西海岸のビーチリゾートのゆっくりと時間が流れる雰囲気がイメージです。外観は切妻の大屋根に白系の外壁。玄関前にはバーベキューをしたり、趣味の道具を手入れしたりする広いウッドデッキを設けることが多いです。平屋にロフトを設けた形が人気です。室内は白い壁にマリンカラーの小物や貝殻や流木などで飾るとさらにリゾート感がアップします。
7.和風スタイル
やっぱり和風が一番落ち着くという方も多いはずです。現在は完全和室よりも畳コーナー(3~4.5畳)を設けるのが人気です。仕切りを作り昼寝空間にしたり、洗濯を畳んだりするスペースとして作ります。その他の部屋にも障子を付けたり、格子を設けて落ち着く空間を演出します。真壁(内外の壁面には柱が見える)にして壁を調湿効果、消臭効果のあるしっくいで仕上げることもあります。
上記の中にお気に入りスタイルはありましたか?まだまだスタイルはありますが、注文住宅ではこれらのスタイルを組み合わせて自分が気に入るスタイルを実現できます。注文住宅の良さは予算を掛けるところと掛けないところを作り、調整しながら決まった予算で自分流の素敵な家づくりができることです。スタイルを決めたらどんな間取りでどこには予算が掛けたいかを考えていきたいですね。