コラム「豊田市の小さな工務店が教える『いざという時の防災対策』」
8月もあと一週間を切り9月が目前となりました。少しづつですが涼しくなったような気がしていますが、皆さんどうでしょうか?
テレビを付けると台風の特集ばかりですね。さて今回の台風10号ですが、暖かい海上をゆっくり進み進路が大きく変わり九州地方に上陸し、東海地方は30日に最接近し、日本列島に沿って北上していくような進路が予想されています。最大瞬間風速60mと予想されており、この1.2日で家廻りの物が飛ばされないように移動したり、雨戸、シャッターがきちんと動作するかを確認しておきましょう。
また雨樋、排水溝や側溝がゴミや落ち葉で詰まっていないかも確かめておいた方がいいですね。
9月1日の「防災の日」が近いという事で防災対策について改めて考えてみましょう。
【 在宅避難 】
地震、台風、津波などの災害時に「避難所」には行かず自宅で身の安全が確保される場合は自宅で生活を送る方法です。ご自宅の他にも親戚や友人・知人宅、ホテルへ避難する方法もあります。感染症や衛生面を考え避難所の『密』避けるためにも、在宅避難を推奨する自治体が増えました。
利点 ・小さな子供やお年寄り、ペットがいても気を使わない
・プライバシーが守られる
・家の防犯対策
・自分の好きな時間での生活(起床・就寝・食事)
・自分に合った気温調節
・感染症、衛生面 等
欠点 ・情報の収集
・飲食品の配布 等
【 避難先を決定する2つの判断要綱 】
1.自宅は危険ではないですか?
地震の際は建物倒壊、焼損の危険性や、水害の際は自宅や周囲に危険な箇所があるかどうか
2.自宅で生活できますか?
電気ガス・水道は使えるか、十分な備えはあるか、自身や家族の健康状態は良好かなど
また不安を感じたり危険と感じたら避難所へ行きましょう。
注:避難所への避難経路に河川沿いの道、雨水がたまりそうなアンダーパス、崖・急斜面、ガラス張りのビル、大きな看板、ブロック塀があるかどうかで避難するとかえって危険な場合もあります。普段使う道が安全だとは限りません。避難することを考えて日常でも確認しておきましょう。
【 安全対策 】
・生活空間では家具の数を少なく
・家具、家電の転倒、落下防止対策
・感電ブレーカーを設置して「電気火災」の予防
・屋外までの避難経路を確保、手段を用意(懐中電灯・スリッパやくつの準備)
【 備 蓄 】
まずは3日分の水と食料
水は1日一人3Lは必要と言われています。
日常備蓄…普段の食料品、生活必需品をいつもより少し多めに備えていくやり方
ローリングストック…日頃から非常食を食べて買い足す
2つのやり方を組み合わせて備蓄するといいと言われています。
その他にカセットコンロ・ガス、懐中電灯、ご家族それぞれの衛生用品なども必要です。
何はともあれ一番大事なものは命です。安易に外出して河川や側溝などを見に行ったりしないようにしましょう。また土砂崩れの危険性がある箇所では2階の山から一番遠い部屋に移動することをお勧めします。工務店としてできることは屋根や雨どいの点検やメンテナンスなどお気づきのことがあればご相談ください。9月7日(土)にも『おうち相談会9月』を開催いたします。心配なことがありましたら是非この機会にご相談ください。
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雨楽な家 現在豊田市にてモデルハウスを建築中です。11月をオープン予定としております。
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