コラム「東日本大震災15年に考える住宅の防災~豊田市小さな工務店が伝えたい事 ~」

今年も3月11日を迎え、東日本大震災から15年が経ちました。みなさん色々な思いでこの日を迎えたことでしょう。テレビやネットでもたくさん取り上げられていましたが、建築、特に住宅に関わる私達が考え、お伝えしていきたいことをコラムとさせていただきます。

住宅の耐震化は地震による建物の倒壊から命と財産を守るために大切なことです。
これから新築を建てる方へ 地震に強い家をつくるために
*地盤の確認→近所の新築現場の地盤改良どんな事していたか、田んぼや畑の埋め立て、埋め立て地(土手近く)は要注意
*間取りは2階と1階の柱・壁(耐力壁)の位置が直下率を考える→直下率60%以上が理想
*外壁に大きな開口部(窓、ドア)は要注意→周りに耐力壁を配置など
*「耐震等級3(最高等級)」の認定を受け、正方形や長方形などのシンプルな形状
*軽量な屋根(ガルバリウム鋼板や石粒付鋼板など)を採用
*土地が広く可能であれば2階建てより平屋も検討
今住んでいる家・建物に不安がある方へ
建築基準法の観点から特に1981年(昭和56年)5月以前の旧耐震基準の住宅は、耐震診断と改修が推奨されています。愛知県では2021(令和3)年3月に愛知県建築物耐震改修促進計画~あいち建築減災プラン2030~を策定し、2030(令和12)年度までに耐震性の不十分な住宅を概ね解消する等の目標を掲げ、市町村と連携し無料耐震診断の実施や耐震改修費補助制度など様々な取組を行っています。
無料耐震診断
市町村が実施主体となって、無料で耐震診断員を派遣し、耐震診断を行い正確な住宅の耐震性能の情報提供を行っています。
耐震補強設計費補助
無料耐震診断の結果の耐震指標が1.0未満と診断された木造住宅について、1.0以上としようとする精密診断法による耐震補強設計に対して、市町村が実施主体となって最大20万円(※)を補助しています。 ※市町村により違います
木造住宅の耐震改修費補助について
無料耐震診断の結果の耐震指標が1.0未満と診断された木造住宅について、1.0以上としようとする耐震改修工事に対して、市町村が実施主体となって最大115万円(※)を補助しています。
木造住宅の除却費補助
倒壊の危険性があると判断された木造住宅の除却に対する補助を行う市町村があります。豊田市の場合最大52万円の補助金がおります。

豊田市宮上町 解体作業の様子(市の耐震診断を受けました)
【自社相談例】
①今住んでいる家の耐震が心配でお問合せいただいたお客様がありました。住宅の図面や実際の家の状況を見てどのような耐震工事ができるか?安価な工事から高額な工事まで色々とご提案しお話しさせていただきました。
②お客様はやがて来るであろう大地震を心配してご相談いただきました。岡崎市の築40年になる入母屋屋根の住宅です。土と瓦下ろしをし、石粒付鋼板屋根材(基材のジンカリウム鋼板の表面を石粒で覆い耐久性をアップさせた製品)に葺き替え、屋根を軽くする工事を行います。
現在の土+瓦の重量は約60Kg/㎡でこの家の屋根は約7.38トンです。石粒付き鋼板屋根材は約6Kg/㎡で約738Kgとなります。つまり10分の1の重さとなるわけです。またインターロッキング工法を採用し風速80m/sの暴風にも耐えられるため台風など強風にも強く、表面の石粒の効果により熱を伝えにくく耐熱性能も高いです。今回のような屋根はぐりはすべての瓦や土を手下ろし(人力)でするため大変な工事となりますが、細心の注意を払い現場がスムーズに進み、お客様に喜んでいただけるよう取り組んでいきます。
防災に注視したお家づくり(新築・リフォーム・リノベーションなど)にご興味がある方は是非ご相談ください。またこんな事聞いてもいいのかなと迷わずにお問合せ下さい。答えらることはできるだけお伝えしたいと思っています。月に一度「おうち相談会」も開催していますのでお気軽にお申し込みください。
都築建設の家づくり(新築)について
1】都築建設のつくる良い家
・木造住宅、木の家へのこだわり
2023年6月の日本建築士会連合会の会報誌「建築士」に医療施設の木造化・木質化が特集されていました。
木の家や木質な空間にいることにより、リラックス効果があることは皆さん何となくお分かりの事と思います。今回の医療施設の特集では木の家の治癒力、木の家の快適性やまるで家にいるかのように感じれることが癒しになると掲載されています。

以下会報誌の中の「変わるものと変わらないもの」から要約
・職人のこと
ここで紹介されている産院での特徴は現在ではプレカット(部材を機械にてオートメーションで切り出し、加工すること)での加工が圧倒的に多いけれど、手刻みの職人技を魅せる場を作り伝統を漸進させていくことに木造の未来がある。
・経年美化
木材はメンテナンスが必要である。良く化粧で使われる杉やレッドパイン(松)は傷が付きやすい。しかし表面に硬質化する保護塗料(オイルステイン)を塗ると硬化し木材特有の柔らかさは失われてしまう。そこで浸透性のオイル塗装(自然塗料)のみを塗装している。
自然塗料…水は弾き、木が呼吸できる状態を作ります。木部は時が経つにつれてあめ色(つやのある茶色)に変色します。塗料を塗ると木部の良さを残したままあめ色に変化していきます。
・可変性・順応性
木はメンテナンスが必ず必要である。しかし可変性を兼ね備え、利便性を向上させるための改良や増築ができる。それにより建築の用途の変化に順応に対応できるのが利点である。この医療施設の院長先生いわく木造のこの医院は「一緒に成長する感覚」であるそう。

豊田市O様邸 大工さんの造った造作家具(引出し収納付きベンチ)
もちろん、木育という言葉があるように子供の成長にも素晴らしいことは皆さんご存じだと思います。積み木やおままごとセットなど木のおもちゃは色々な場所(小児科や出産のプレゼントなど)で目にしますね。
子供を育てる環境として、住む家の環境や家庭のコミュニケーションが子育てにとって重要です。五感を育てる家とは、素足で無垢の木の床を歩いたり、転がったり、木のさわやかな香りを感じ、有機材である木を目にすることを日常にできる「木の家」です。自然素材を使った五感を刺激できるこの「木の家」を実際に見学してみて下さい。ビニールやプラスチックなどを使った人工の新建材とは違い、メンテナンスは木を削ったりオイルを塗ったりと、張替えを必要とすることがないため、リフォーム費用が安価で済むことが大きな利点でもあります。現在、高気密、高断熱調湿作用にの家が主流になってきていますが、優れた木をたくさん使ったこの家はアレルギーを持っている方、子供のアレルギーが気になる方には是非触れて、感じていただきたいです。
2】構造・断熱・仕上げ
・構造…木造軸組工法(梁や柱、土台といった横架材で構造体を作ります)

・断熱…断熱等性能等級5(愛知県西三河旧豊田 6地域 UA値0.6)標準仕様
断熱等性能等級4(6地域 UA値0.87)適合義務化 2025年4月~
・仕上げ…屋根 ガルバリウム鋼板 軽量でかつコストパフォーマンスが高い
石粒付板金屋根材 軽量で地震に強く、施工性も高く耐久性・耐熱性にも優れている

外壁 防火サイディング16㎜ 施工性が高く、保証もあり

床 無垢フロアー15㎜ 木のぬくもりを感じ、安らぎが与えられる
壁 塗り漆喰、クロス張り(一部羽目板張り) 調湿作用があるため快適に過ごせる
天井 クロス張り(一部羽目板、合板張り)

以上の標準仕様 建物本体価格 坪80万円~(税別)
〈参考〉木質系大手ハウスメーカーの平均坪単価 坪90万~120万円
そして何より大事にしている事があります。
1 予算内で最大限の価値を提供する
顧客の予算を考慮しつつ、最も効果的なプランを提案することが求められます。例えば、コストを抑えつつもデザイン性と機能性を兼ね備えた材料を選ぶといった工夫が必要です。
2 優先順位を明確にする
顧客にとって何が最も重要な要素かを明確にし、その優先順位に従ってリフォームプランを構築します。必要に応じて、段階的なリフォームの提案も行うと良いでしょう。
3 現場調査を徹底する
現場の状況を詳細に調査し、顧客の要望が実現可能かどうかを冷静に判断することも重要です。調査結果を基に、適切なアドバイスを行い、顧客が納得できるリフォームプランを提案します。
このように、顧客ニーズを尊重しつつ、実現可能な範囲で最大限の価値を提供することが、顧客満足度を高めるポイントとなります。
もちろん注文住宅ですので仕様変更は可能です。予算に合わせて一つ、一つの仕様変更し減額、増額をすることができます。
こだわりたい事や所、譲れないもの、こだわらなくていい事を何回か重ねる打合せの中で見極め、お客様の理想に近いおうち、満足していただけるおうちにしていきます。オリジナリティを感じ、自分達だけの一つしかない我が家を実現します。
2025年4月から建築基準法の改正により、建築確認申請に構造関係規定等の図書や省エネ関連の図書が必要となります。
新築住宅『アイランドキッチンとスキップフロアのある休日が楽しみな家』(都築建設 施工例)
自社インスタグラムにて多数施工例や建築現場の様子も載せています。
都築建設の施工例(新築工事・リフォーム工事)はこちらからご覧ください。





