コラム マイホーム建築のお金(予算・資金計画)の話~西三河地区の木の家工務店が教えます
やっと東海地方も梅雨が明けましたね。関東甲信、東北地方より遅い梅雨明け?と驚いておりますが、過去最長の梅雨だったそうです。もうすでに高温多湿+夕立のような大雨が続いていたので『夏』はもう感じていたのですが、皆さん熱中症には気をつけましょうね。
さて、マイホームを建築する上で最重要と言っていい『お金(ご予算・資金計画)』のお話です。
それっ、それって思っていただいている方もいらっしゃると思います。まずは
①預金などのお手持ちは?
②年収は?→下記に住宅ローンの金額の算出方法
③親族等から援助はあるか?
①から③を把握できましたら、
自己資金からも少し出すことはできるのか?
全部住宅ローンを組むのか?
トータルの予算を考えることができますね。
一般的には急な出費もあると思いますので、手持ちをある程度残しておく方が多いです。
住宅ローンの金額は一般的に年収の7倍ほどと言われています。
・年収400万 ⇒ 約2800万
・年収500万 ⇒ 約3500万
・年収600万 ⇒ 約4200万
ご夫婦で収入(世帯収入)があるならばさらに多い金額になるかもしれませんね。
しかし、借りられる金額より毎月の返済金額のほうが大事です。
返済金額がアパート、賃貸マンションにお住まいなら現在払っている家賃と比較してみると大変なのか、もう少し増やせるのかがわかるでしょう。
またボーナス払いは毎月の返済金額 +α の金額なので注意が必要です。
*金融機関により条件や違いがございますので詳しくは各金融機関へお問い合せ下さい
大雑把ですが今はどのくらいのローンが組むことができて、手持ちと合わせ総額このぐらいという金額(予算)が出たと思います。ただ、借りられる金額が返せる金額というわけではありません。お子様の教育資金や老後の貯蓄、ご両親の介護等も視野に入れて立てることが大事です。
ここからは実際にマイホームを建築するための金額の算出です。
1、土地なしなら土地代金(土地代には消費税は掛かりません。媒介物件では仲介手数料が必要です。)
土地の高低差があれば、盛土や切土工事、擁壁やブロック工事などそれぞれの土地で他に必要な工事がある場合があります。その他にその地域の条例や建築法により規制のある場合がありますので、土地を購入する前にハウスメーカーや工務店などにその土地の調査を依頼することをおすすめします。もちろん都築建設でも調査いたします。
2、建替えなどの場合 解体費 … コラム『マイホーム計画中に土地探しで注意すること』内にて載せましたが令和3年4月から工事開始前の石綿(アスベスト)有無の調査が追加されています。これにより工期と予算が膨らむことがあります。
3、建築本体(いわゆる坪単価) … 7割
諸経費 A付帯工事(地盤改良・外構工事・屋外給排水工事・空調設備・照明器具など)… 2割
B住宅関連経費(印紙税・登記費用・取得税など)
Cその他諸経費(家具・家電製品・引越し費用など) B+C(その他) … 1割
例) 本体-2100万(7割) 付帯工事-420万(2割) その他-210万(1割) 計2,730万 消費税273万 合計金額 3,003万円
諸経費の割合は3割程度。この部分も計算にしっかり入れて予算組みしてください。
4、予備費 100万~200万円 が理想(追加工事やグレードアップなどや思いもよらないことあるかもしれませんので)
こんなにかかってしまうの?とびっくりしている方もいるかもしれません。
上記は一般的な場合のお話です。そのご家族ご家族でそれぞれ違いがあります。お客様各々の概算資金計画表を都築建設ではご提示しています。内容はお客様それぞれ、物件それぞれで項目が増減します。大事な皆様のマイホーム計画(家づくり)が成功しますように、資金計画から色々な疑問、質問にも丁寧に説明させていただきます。