墨出し 店舗改装工事 岡崎市
店舗改修の墨だし作業をしてきました。
鉄骨造の大きな箱に、どのようなスペースが設けれるかを計画中の部屋の大きさ等を標し、より想像ができるようにします。
今回は、解体前の打ち合わせ用の墨出しですが、実際の施工段階では職人さんたちが、位置や高さに関する基準とする大事な作業となります。
『墨出し』は、墨つぼを用いて墨で基準線を表示します。
墨を吸わせた綿状のものを墨壺に入れ、この中に糸を通して、引き出した糸をはじくと直線がかけるという仕組みになっています。
墨出しで標す線も、標すものにより名前があります。
水平を出すために壁面に出される『陸墨(ろくずみ)』
柱や壁の心の位置を示す『芯墨(しんずみ)』
仕上げ面などから一定の距離を離したところ出す『逃げ墨』などがあります。
墨出しを行う時は、緊張します。
鉛筆と違い、簡単に消すことはできません。何本も墨が打ってあると、職人さん達から笑われてしまします!
図面を何度も確認しながら、墨糸同様に気持ちもピンと張ります。
現場で墨出しをすると、いろいろな事が頭に入りますし、考えも浮かびます。
昔ながらの方法ですが、とても大事な作業です。
気を引き締めるためにも、大事な『墨出し』。