IAQ Laboにて熱交換システムを見学しました

11月に入りグッと朝晩冷え込むようになってきました。が皆さんもう冬の準備は万端でしょうか。愛知県春日井市にありますパナソニックエコシステムズのIAQ Laboへ行ってきました。今現在ZEH(ゼッチ)住宅、省エネ住宅の推奨にて多くの高気密高断熱住宅が建築、計画されています。その上で換気扇はそのままでもいいのでしょうか?今までの住宅では第3種換気(給気は自然・排気は強制)という形が大半を占めていたと思います。しかしその第3種換気では高気密高断熱の家では高性能の樹脂サッシから熱が逃げなくなった分思わぬところで結露してしまったり、それを原因にダニや白ありが発生する場合もあります。その他にもアレルギーが悪化したり、低酸素・CO2(二酸化炭素)が増加しやすいため普段より眠くなったり、集中力に欠けることがあります。

パナソニックエコシステムズIAQ Lab

 そこでIAQ LABOにて熱交換換気による第1種換気(給気を強制・排気も強制)ついて体験・体感してきました。ここでは同じ条件にした3部屋がありました。24時間換気がされている玄関ホールにて説明を受けてから

1.換気をしていない部屋 入った途端ムンとして、湿度と気温が玄関ホールより高く不快感がありました。

2.第1種換気のしてある部屋(熱交換なし) 真冬の設定ということでマイナス3.5度の冷気が給気として入り、加湿器が付いていました。ひんやりとした空気が部屋を流れ足元がスーとしました。

3.第1種換気のしてある部屋(熱交換あり) この部屋は外気を給気する時に内気を排気する熱を交換し、約75%の割合で熱を引き渡すため無駄なエネルギーを使わず室温を快適な温度まで暖めていました。

体感した感想は3部屋中一番快適に感じたのは、3.第1種換気のしてある部屋(熱交換あり)でした。私達建築会社が気になるのは施工スペースと金額。このパナソニックの熱交換システムの一番気に入った所は縦置き設置ができるということです。

パナソニックの熱交換システム パナソニックの熱交換システム2

縦置きの利点は天井に大きな空間を設けなくてもいいということと、メンテナンス時のフィルター掃除・交換・点検などを立ったままできるということです。(天井付けですと真上を見て腰や腕が疲れたり、脚立の上の作業なので転倒の恐れがあります。)これにはちょっと感動しました。その縦置き待ってました。このモデルハウスではシューズクローゼットの横の収納扉の中に入っていたのでお客様には全く見えず気になりませんでした。残念ながら値段は電気工事などここではわからないことがあるのでお伝え出来ませんが、実際にお客様にお勧めできる商品だということがよくわかりました。

パナソニックの熱交換システムのIAQ制御説明